yosegi_monyou_image_koubou_12 職人 本間 昇「寄木に生きる」

箱根寄木細工に半生を賭けた職人(伝統工芸士 – 本間 昇)が書籍を出版いたしました。
全218頁読み応えのある一冊です。(※完売しました)
※書籍の定価につきましては、一部のページで消費税5%での価格表記がございます。
お客様には、ご迷惑をお掛けして申し訳ございません、ご了承ください。
※イメージは、紹介パンフレットです。

職人 本間 昇「寄木に生きる」著

📖 書籍のご案内(完売)

 書籍の内容詳細につきまして

職人 本間 昇「寄木に生きる」書籍表紙

表紙タイトルの「寄木」の部分、こちらは本物の寄木細工を表紙に貼り付けたものです。

職人 本間 昇「寄木に生きる」表紙装丁

左表紙タイトルの「寄木」の部分を拡大したものです。

◆ 書 名職人 本間 昇 「寄木に生きる」
◆ 著 者 本間 昇
◆ 印刷所名 文化堂印刷株式会社
◆ サイズ B6判
◆ ページ数 218ページ
◆ 発行年月 2004年5月26日
◆ 定 価 1,800円(税別) 1,980円(消費税10%込) ※完売しました。

本書籍は、寄木細工職人として伝統工芸士 – 本間 昇の半世紀を過ごした人生から、寄木細工のこと、職人のことなど自分自身の人生を振り返って・・・ 構成されています。


📄 目次と本文紹介

※各章の第一項のみ本文を紹介。 🔗 題名をクリックしてご覧下さい。

目次

◼ 序
 濱田 隆士
 尾関 宗園

◼ はじめに

◼ 第一章 寄木細工職人への道
  🔗 セーノっ」の掛け声で
 ・父は「おしん」物語の”男版”
 ・意匠登録「これがあったから日雇いに出ずに済んだ」
 ・父の口癖「統領十五は貧乏の世ざかり」
 ・涙ながらに失敗作を燃やす
 ・父が手がけた作品あれこれ
 ・ニコヨシ時代の思い出
 ・「桂神代」の神秘に魅せられ
 ・木は使い方によって生きる
 ・「刃物研ぎ三年」
 ・寄木文様で意匠登録認められる

◼ 第二章 伝統的工芸品指定前後
  🔗 伝産法の指定を目指して
 ・「寄木は技術の魂!」
 ・悩ましい「ヅク」と「ズク」
 ・「ヅク(鉋)」か?「挽き割り(鋸)」か?
 ・江戸時代の作品探し
 ・伝産法指定部会開かれる

◼ 第三章 子ども達との交流
  🔗 「七十歳で死ぬ」に怒る
 ・山口慶先生のこと
 ・札幌の中学生横山志絵子さんの作文
 ・スター並?サインして花束もらう
 ・教科書に登場

◼ 第四章 名作の複製に取り組む
  🔗 技術保存事業として複製を手がける
 ・家内が漆塗りを始める
 ・正倉院宝物に使われた技法だった
 ・職人冥利、「本物より複製がほしい」
 ・大先達 石川仁兵衛、白川洗石のこと

◼ 第五章 寄木美術館の構想
  🔗 本間美術館を造る
 ・木象嵌の虫を鑑定
 ・美術館を見て、初めて誉めた父
 ・静御前の屏風に呼び止められた
 ・木象嵌「義経」製作の構想
 ・「御花」の古寄木箪笥
 ・インテリアに見る寄木と木象嵌、宮中にも

◼ 第六章 国内から海外まで実演に
  🔗 実演で各地を飛び回る
 ・待っていてくれた病床の母
 ・人間国宝・小宮康孝との出会い
 ・英会話の必要性を痛感
 ・「プリント」という残念な誤解
 ・飛んで来なかった”おひねり”

◼ 第七章 人生、今が出発点
  🔗 ライオンズクラブの仲間達
 ・ミュージアム・リレーについて
 ・職人は非文化人か?
 ・腹を借りずに後継者
 ・家内を”海外旅行”に連れ出す
 ・家康の教えに重なる父の姿

◼ あとがき
◼ 資料編
◼ 手掛けた複製の数々
◼ 本間寄木美術館開館十年記念特別展「寄木細工に見る木象嵌」
◼ 参考文献